ガンとお金の話
自分がガンになるって考えたことありますか?
僕は考えたことがありませんでした。もちろん家族がいるので万が一の為にと、生命保険、がん保険、医療保険等には加入しています。まさか妻ががんになるなんて・・・
酒も飲むし、運動不足だし僕の方が確実に病気になって先に逝くんだろうなぁと考えていたし、妻ともよく冗談を交えながら話していました。
妻が乳がんになるなんて考えもしなかったのでがん保険には加入しておらず、共済のみでした。これは入院や死亡時の保障がメインの為、通院で抗がん剤治療を行うことに対しては全く役に立ちません。
がん治療ってやっぱりお金がかかります。妻は会社員の配偶者であるので健康保険が適用される治療であれば支払う治療費は3割負担になるのですが、それでも新たな医療費が家計に加わるため、ギリギリの家計でやりくりしていた我が家にとって重くのしかかってきます。
情けない話ですが勤務先が東日本大震災の津波により倒産寸前まで被害を受けて以来、ボーナスはスズメの涙になり給与も上がらない為、妻はパートで働いて家計の不足分を補っていました。
そんな二人で働いて何とか暮らしている状況の中にあって今回の妻の病気。
はっきり言って大ピンチです。
もうホントに先行きを考えると今だかつて無いほど大きな不安の波が押し寄せてきます。津波も怖かったけど今回の波はじわじわと浸食してくる感じです。
妻が死ぬかも知れない、貯蓄が底をつき生活がままならないかも知れない、自分が病気やけがをするかも知れない。
などなど不安材料はとめどなくあふれてきて、ついネガティブな想像をしてしまう自分がいます。今までは妻に受け止めてもらっていたけど、妻には明るく笑って生活して欲しいから愚痴をこぼす訳にはいかない!
ここで吐き出して何とかしのぐしかありません。
お金がが掛かる!実際の医療費は?
参考までに乳がんと分かってからこれまでの医療費を書いておきます。
5月14日に初めて検査してから31日までかかった分です。 ほかにも飲み薬代が数千円あります。
やはり化学療法は高額です!初めて領収書を見たときはびっくりしました。
1クールの抗がん剤の費用が60万超です。
主治医には「完治はできません。薬でガンを抑えながら生きるしかありません」と言われています。
という事は、この先妻が生きて行くためには最低でもこの程度の費用が必要という現実があります。
やはりガン治療はお金がかかる!
しかし!日本には健康保険制度という素晴らしいシステムがあります。
次回は社会人なら誰もが知ってるこの制度を我が家でのケースに当てはめて紹介したいと思います。